取扱メーカー

MaxWell Biosystems

MaxWell Biosystemsは、iPSC由来のニューロン、網膜、脳スライス、心筋細胞などに対する高解像度のMEAs(微小電極アレイ)技術を提供する企業です。これにより、細胞活動のリアルタイムでの記録と解析が可能となり、薬剤開発や安全性試験にも活用されています。

  • MaxOne
    • MaxOne MEAシステム
    • システムの特徴
    • MaxOne MEAウェル
    • ウェルの特徴

MaxOne

MaxOne MEAシステム

シングルウェルフォーマットの高密度微小電極アレイシステムMaxOne。MaxOneは起電性細胞の記録と刺激を同時に可能にする非常に高性能な電気生理プラットフォームです。

CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor = 相補型金属酸化膜半導体)技術を基盤とした、MaxWell Biosystem社の高密度微小電極アレイMaxOneは神経科学や新薬の開発、及び細胞の分析などに応用されます。MaxOneにより先端組織の実験(脳切片、網膜など)及び長期培養実験における高精度のシグナルを観察するだけでなく、ひとつのシステムで最大4つの記録ユニットによって同時に記録することができます。

MaxOne HD-MEA(高密度微小電極アレイ)システムではMEAデバイスの容易でかつ振動のない差し込み、また培養細胞インキュベーター内での操作が可能です。アクセサリは灌流適合性に利用でき、高密度微小電極アレイ表面で正立顕微鏡を使ったサンプル検査も可能となります。すなわち、MaxOneはすべての生体外プレパレーションに応用できる高性能な高密度微小電極アレイです。

特徴

  • 電極数(9.3×5.45 sq-μm, 17.5 μm ピッチ):26,400
  • 低ノイズ読取チャンネル数:1024
  • 刺激チャンネル数:32
  • 大きなセンサー部(3.85×2.10 sq-mm)
  • フレキシブルなアレイの再構成を可能にするスイッチマトリックス技術
  • 非侵襲性、ラベルフリー
  • 高解像度のアクティビティマップ
  • 軸索の活動電位の伝播をトラッキング

MaxOne(シングルウェル平面微小電極アレイ)

MaxOneシングルウェル平面微小電極アレイ(MEAs)は神経回路網における神経細胞および心臓細胞の電子活動を高解像度で可視化することができます。MaxOne微小電極アレイチップの製品ライン(MX1-x-CHP)にはいくつかのウェルと電極サイズがあり、様々な実験や応用に適しています。

微小間隔に配置された26400個に及ぶ電極により個々の細胞へ同時にアクセスすることができ、細胞体および神経突起の活動を個別に研究することができます。MaxOneの卓抜した時間的空間的高解像度はスパイクソーティングを容易にします。

MaxOneの大きなセンサー部と低ノイズの解読チャンネルは様々な空間的時間的スケールでのネットワークの動きの特徴化を可能にし、ひとつひとつの細胞を高精度で刺激することができます。

特徴

  • 電極数:26,400
  • 電極の中心間の距離:17.5 μm
  • 低ノイズ読取チャンネル数:1024
  • 刺激チャンネル数:32
  • 大きなセンサー部(3.85×2.10 sq-mm)
  • すべての記録およびリファレンス電極に黒プラチナコーティング
  • 生体組織となじむエポキシ樹脂のパッケージとポリカーボネートのリング