
NIRx(近赤外線分光法)

NIRxは、1988年にRandall L. Barbour教授とRay Aronson教授によって設立され、拡散反射光を利用したトモグラフィックイメージングの概念を導入し、現代のfNIRS(機能的近赤外分光法)トモグラフィー分野の発展に寄与しました。同社の技術は、EEG、fMRI、TMS、アイトラッキングなどの他の神経科学的手法とのマルチモーダルな統合が可能であり、リアルタイムのニューロフィードバックやBCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)にも対応しています。NIRxは、優れた光源技術を用いることで、濃い髪の被験者でも高品質なデータ取得を実現し、様々な研究ニーズに応じた拡張性とアップグレード性を備えています。
NIRx(近赤外線分光法) 製品カタログ





NIRxは、近赤外線分光法(NIRS)システムを開発しているメーカーです。
据え置き型のNIRScoutと、屋外で使用可能なモバイル型のNIRSport2があります。
NIRScout


NIRScoutは、高性能かつフレキシブルなfNIRSプラットフォームです。
NIRScapという独自のプローブキャップを使用しており16chプローブのセットアップにおける時間は1分程度です。
NIRSの測定だけでなく、EEGやfMRI、アイトラッキング、TMS、EMGなど同時測定を行うことが可能です。
特徴
- 短距離・多距離(断層撮影、3D深度)測定が可能
- カスタマイズ可能なイルミネーションパターン
- システム1台で最大8つの対象を測定可能
- システム1台で最大8つの対象を測定可能
NIRSport2

NIRSport2は、据置きも可能な汎用性の高いモバイル型fNIRSシステムです。
背中に背負う事が可能ですので、運動時の計測も可能です。
頭部(前頭前野皮質、運動皮質、後頭皮質など)のどの部分でも測定が可能となっております。
特徴
- NIRSCapを使用したクイックセットアップ
- バッテリー駆動
- カスタマイズ可能なキャップ配列
- リアルタイム表示
- ワイヤレスリアルタイムデータストリーミング


仕様
-
ソース数
8ch - 64ch(8ch毎) -
ディテクター数
8ch - 64ch(8ch毎) -
トポグラフィーチャンネル数
23ch - 200以上(使用モンタージュによる) -
ソースタイプ
LED (2波長) -
ディテクタータイプ
SiPD もしくは APD -
タンデム連結オプション
最大4システムまで連結可能
取込ソフトウェア Aurora
NIRSport2のために専用に開発されたシンプルでわかりやすいデザインのソフトウェアです。
数回のクリックで研究が開始できる簡便性、自動化された信号キャリブレーションにより、最適な信号を保ちます。
また、取込時にはHbO,Hb濃度変位のリアルタイム表示、リアルタイムブロックアベレージ表示など視覚化できる 表示をすぐに使用できます。

解析ソフトウェア nirsLAB
nirsLABは要求の厳しいニューロイメージング研究を満たすように設計された機能豊富な統計的パラメトリックマッピング環境をユーザーに提供します。
子供と成人比較、 モバイルまたはハイパースキャン環境などnirsLABのGUIベースのツールボックスは、NIRxのNIRSイメージングテクノロジーによってアクセス可能な多くの神経反応機能を簡単に編集し探索するためのリソースを提供します。
個人およびグループレベル(MNI)のアトラスを内蔵しており、単一および複数の被験者の所見を定量的に評価し、さまざまな表示形式でマッピングできます。
nirsLABはSUNY Downstate Medical CenterのOptical Tomography Groupと共同で開発されたソフトウェアです。



オプション: Turbo Satori - BCI/ニューロフィードバックソフトウェア
Turbo-SatoriはfNIRSのためのリアルタイム解析ソフトウェアです。
Turbo-BrainVoyagerで有名なBrain InnovationによってNIRx社 fNIRS機器専用に開発されました。
Turbo-SatoriはNIRSport, NIRSport2, NIRScoutと互換性があり、研究室内でもモバイルでのオープンな環境でも使用できます。
Aurora fNIRSと接続するためには、追加のハードウェアを必要としません。

ショートディスタンスディテクター
ソース位置から8mmの距離で受光するディテクター群です。
NIRSport2、NIRScoutどちらでも使用可能です。MRIとの同時記録でも使用可能です。
取込ソフトAuroraでは、ショートディスタンス用設定が組み込まれていますので、すぐに使用することが可能です。


ソフトウェア紹介

NIRxの取込ソフトウェア『Aurora』,『NIRStar』から出力される.nirsデータは
さまざまな解析ソフトで使用できるように日々進化しています。
2020年時点では、自社ソフトウェアである nirsLABに始まり、Homer3, nors_toolbox, OpenPOTATo
リアルタイム解析ソフト TurboSatoriなどが使用可能です。
取込ソフトウェア Aurora 1.4
NIRSport2のために専用に開発されたシンプルでわかりやすいデザインのソフトウェアです。
数回のクリックで研究が開始できる簡便性、自動化された信号キャリブレーションにより、
最適な信号を保ちます。
また、取込時にはHbO,Hb濃度変位のリアルタイム表示、リアルタイムブロックアベレージ表示など
視覚化できる表示をすぐに使用できます。
ver1.4から新しい機能として、複数台数を使用したHyperScanも可能になりました。

取込ソフトウェア NIRStar 15.3
NIRScountのための取込ソフトウェアです。
15.3からショートディスタンスチャンネルに対応していますので、旧バージョンをお持ちの方は、
NIRxホームーページのHelpCenterにログイン頂き、ダウンロードしてください。

プローブポジション設定ソフト NIRSite
NIRSiteは、Aurora及び、NIStarで使用するプローブのポジションファイル作成ソフトです
3Dモードと2Dモード及び、ショートディスタンスチャンネルの設定が可能です。

解析ソフトウェア nirsLAB
nirsLABは要求の厳しいニューロイメージング研究を満たすように設計された機能豊富な統計的パラメトリックマッピング環境をユーザーに提供します。
子供と成人比較、 モバイルまたはハイパースキャン環境などnirsLABのGUIベースのツールボックスは、NIRxのNIRSイメージングテクノロジーによってアクセス可能な多くの神経反応機能を簡単に編集し探索するためのリソースを提供します。
個人およびグループレベル(MNI)のアトラスを内蔵しており、単一および複数の被験者の所見を定量的に評価し、さまざまな表示形式でマッピングできます。
nirsLABはSUNY Downstate Medical CenterのOptical Tomography Groupと共同で開発されたソフトウェアです。



オプション: Turbo Satori - BCI/ニューロフィードバックソフトウェア
Turbo-SatoriはfNIRSのためのリアルタイム解析ソフトウェアです。
Turbo-BrainVoyagerで有名なBrain InnovationによってNIRx社 fNIRS機器専用に開発されました。
Turbo-SatoriはNIRSport, NIRSport2, NIRScoutと互換性があり、研究室内でもモバイルでのオープンな環境でも使用できます。
Aurora fNIRSと接続するためには、追加のハードウェアを必要としません。

各解析ソフト用スクリプト紹介
NIRx機器では、Matlabを使用した各NIRS解析ソフトへのスクリプトを提供しています。
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OpenPOTATo用プラグイン
fNIRSデータ解析の多彩なツールを統合的に活用できるソフトウェア(=プラットフォーム)です。
国立研究開発法人産業技術総合研究所にて、開発が続けられており、誰でも入手は可能です。
弊社では、NIRx社の .nirsフォーマットをOpenPOTAToにインポートするソフトウェアを御用意しました。 ご希望の方は、こちらをご参照ください。 - OpenPOTATo用ショートディスタンスチャンネル解析
- Homer2用ショートディスタンスチャンネル解析
- nirs_toolbox用ショートディスタンスチャンネル解析
OpenPOTAToについて

解析プラットフォーム OpenPOTATo は、
fNIRSユーザーのために統合的データ解析環境(Integrated Data Analysis Environment)を
提供するソフトウェアです。
Open PoTATo ではfNIRS計測データを選択し,解析手法,描画方法を設定することにより
解析を行います。
弊社では、NIRSport2/NIRScoutで取得したデータを OpenPOTAToに読み込むためのプラグインと
ショートディスタンス解析のレシピを用意しております。
ご利用条件
ご利用前に必ず下記の事項をご確認ください。
- Open PoTAToはMITライセンスの下で公開されています。
- Open PoTATo の利用には別途,Mathworks社のソフトウェア MATLAB が必要です。
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一部の機能の使用には以下のツールボックスが必要です。
- Signal processing Toolbox
- Statistics and Machine Learning Toolbox
- Wavelet Toolbox -
MATLABを動作できるコンピュータの仕様はMathworks社のWebページで確認できます。
上記をご理解頂き、 こちら から本体をダウンロードをお願いします