
Go!Foton

株式会社ゴーフォトンは、アメリカに本社を持つ日本法人で、茨城県つくば市に拠点を構えています。同社は、日本板硝子株式会社が約40年前に開発した屈折率分布型レンズ「セルフォック®レンズ」を、光通信、医療機器、工業センサーなどの分野向けに提供しています。
生体蛍光イメージング用レンズ(CLH/CLE/CLP)
CLHシリーズの製品仕様
CLHシリーズの屈折率分布型レンズは、“Free Moving Animal”の”in vivo”イメージングに最適です。動物の脳神経などの観察目的にはCLHシリーズのレンズが最適です。レンズと組織の距離(Working Distance、WD)や、適用波長、レンズ長さなど、各種カスタム対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。

標準レンズの製品仕様と商品コード一覧(波長550nm)

- レンズ直径には3種類(φ2.0mm、φ1.0mm、φ0.5mm)ございます。
- φ2.0mmのレンズは、小型蛍光顕微鏡内部にセットできるよう、平行光が出力される設計になっています。
- リレーレンズとして、φ1.0mm、φ0.5mmがございます。より深い領域の観察を想定される場合、より低侵襲なφ0.5mmのレンズのご使用をお勧めしています。
- CLES050は収差を調整し、より広い視野となるよう改良したレンズです。
- WD、適用波長、レンズ長等、カスタム対応可能です。
カスタム対応をご希望される場合、以下の情報を提供頂く必要がございます。レンズ径、最低限必要な長さ、波長、組織とレンズ端面の距離(Working Distance=WD)、 下図を参考に、それぞれのご希望のパラメータをご連絡ください。

小型蛍光顕微鏡の基本構成
プリズム・プローブ
側面方向の組織を観察するために、レンズ端面にプリズムを接着した製品の対応も可能です。
Prism Probeの製品仕様と商品コード一覧(波長550nm)

- レンズ直径には2種類(φ1.0mm、φ0.5mm)ございます。
- リレーレンズとして、φ1.0mm、φ0.5mmがございます。より深い領域の観察を想定される場合、より低侵襲なφ0.5mmのレンズのご使用をお勧めしています。
- WD、適用波長、レンズ長等、カスタム対応可能です。
参照元:Go!Foton社Free Moving Animal, in vivo蛍光イメージングレンズ
CLHシリーズと従来のイメージングレンズの違い
側Go!Foton社で従来より販売しておりますイメージングレンズは、主に内視鏡用途に最適化・設計されております。内視鏡などの用途では、内視鏡を使う際に観察しようとする組織と内視鏡先端の距離を作業者が調整できることから、中心部の解像度をできるだけ高くなるようにしております。
それに対して、"Free Moving Animal"、"in vivo"、蛍光イメージングに使用されるレンズでは、レンズを動物の頭蓋骨に固定してしまうと、組織とレンズ間の距離を調整することができなくなります。更に、観察すべき組織がレンズ端面のほぼ近傍(数百um)に位置しており、観察視野がレンズ直径により制限されます(レンズ直径が観察できる範囲とほぼ同義)。
そのため、Go!Foton社が日本板硝子株式会社の協力により、新たに開発したCLHシリーズのレンズでは、レンズ周辺の収差特性を調整し、レンズ面全面(~視野)を、出来るだけ、きれいで歪みの無い画像となるようにしています。
内視鏡用イメージングレンズの特性

ILW、ILHレンズの収差特性
IL : Longitudinal Spherical Abberation

ILW、ILHレンズの収差特性
IL : Transverse Spherical Abberation

ILW100(φ1mm)の透過波面

ILW050(φ0.5mm)の透過波面
CLHシリーズの収差特性

CLHレンズの収差特性
CLH : Longitudinal Spherical Abberation

CLHレンズの収差特性
CLH : Transverse Spherical Abberation

CLH200(φ2mm)の透過波面

CLH100(φ1mm)の透過波面

CLH050(φ0.5mm)の透過波面

CLE050(φ0.5mm)の透過波面
動物の脳神経などの観察目的にはCLHシリーズのレンズが最適です。レンズと組織の距離(Working Distance、WD)や、適用波長、レンズ長さなど、各種カスタム対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。