ホームケージアナライザーの特徴

複数動物の同時飼育

RFIDマイクロチップにより、社会的なグループ行動を維持しながらも、個別のげっ歯類の行動・体温・運動活動を記録および分析できます。

24時間365日のデータ取得

データは時間制限なく24時間記録されます。赤外線照明により、昼夜を問わずHD品質のビデオデータを取得できます。

他社ケージとの互換性

このHCAシステムは専用ケージを必要とせず、普段ご使用中のホームケージをそのままご利用いただけます。

拡張性

スタンドアローンでのご使用のみならず、実験の仕様に合わせてラックごとに複数のユニットを設置できます。

ライブアラートシステム

動物が異常な行動を開始した際にアラートが鳴り、スタッフの注意が必要かどうかを示します。

リモートアクセス

ライブビデオフィードを介して実験全体を通して動物をリモート観察できます。

多様な種類のデータ取得

個々の動物の運動・体温・行動など、さまざまなデータを収集します。解析結果には、飲水・摂食・クライミングなどの個別の行動のほか、概日リズムや運動量のデータが含まれます。

複数のアプリケーション

• 候補薬の中枢神経系への毒物学的影響の検出と評価
• 遺伝子改変動物の行動表現型解析
• 何か月にもわたる動物コホートの縦断的分析
• 薬効研究
• 概日リズムの研究
• 社会的相互作用の研究

3Rへの貢献

Refinement：
単独飼育や慣れないケージでの飼育はげっ歯類の不安へとつながりますが、快適なホームケージ内で複数匹での社会的な飼育が可能です。

Reduction：
取得・解析可能なデータの種類が多いので、一匹当たりの統計学的なデータ量が増し、必要な動物の数が少なくなります。

Replacement：
生データをすべて保存するように設計されており、以前の実験で得られたデータを再利用して別のアルゴリズムでの解析を行えます。

ソフトウェア

HCAシステム付属解析ソフトウェアは、人工知能（AI)を搭載しており、動画からIDチップで認識される複数個体の行動を自動で分類する事が可能です。

プレインストールされた行動だけでなく、研究者が解析したい行動を、録画されたデータから学習させることも可能です。

プレインストールされた行動だけでなく、研究者が解析したい行動を、録画されたデータから学習させることも可能です。

自動アノテーションに対応している行動

移動距離	概日リズム	クライミング
速度	社会的相互作用	立ち上がり行動
嗜好性	回避行動	接触個王道
ゾーン占有	追尾行動	飲水行動
非アクティブ	スリープ	クラスタリング/グループ化

製品タイプ

デスクトップ型 - スタンドアローンユニットとしてご使用頂けます。

ラックマウント型 - Tecniplast社やAllentown社製ラックと互換性があります。